苛政猛虎とは

重税や厳しい刑罰を行う悪い政治は、人を食う虎よりも恐ろしいという意味。

孔子こうしが墓の前で泣いている母親を見かけて、その理由を尋ねると、その母親は父、夫、息子を虎に食い殺されたという。
そこで孔子が、「何故こんな危険な土地から離れないのか」と尋ねると、「ここには悪政がないから厳しく税金を取り立てられることもないから」と答えたという。

苛政かせいは虎よりもたけし」と訓読する。

四字熟語 苛政猛虎
読み かせいもうこ
出典 『礼記』檀弓
使用漢字