被髪佯狂とは

髪を振り乱して狂人の真似をすること。

古代中国の殷の紂王の臣下であった箕子きしは、暴政を行う紂王を諫めたが聞き入れられなかった。
ある人は箕子に対して「もう紂王のもとを去っても良いのではないか?」と言ったが、紂王のもとを去ることは、紂王の悪を公表することになると考えた。
そして自分の身を守るために、偽って狂ったふりをして奴隷に身を落とした。

四字熟語 被髪佯狂
読み ひはつようきょう
出典 『史記』宋世家
使用漢字