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2025年7月現在4057件の四字熟語を紹介しています。
- しゃくこんかんし 釈根灌枝 些細なことに心を奪われて、大切なことを疎かにすること。 「根を釈すてて枝に灌そそぐ」と訓読する。 類似語:「釈根注枝...
- ちんちゃくだいたん 沈着大胆 物事に対して動揺することがなく、臆せずに事態に対処すること。 冷静で肝の据わった性格。
- にそくさんもん 二束三文 数が多くても値段が非常に安いこと。 いくら売っても利益が出ないほどの安値で売ること。投げ売り。 江戸初期の「金剛草履...
- きゅうちょうにゅうかい 窮鳥入懐 追い詰められて、逃げ場を失った人が助けを求めてくること。 「窮鳥」は追いつめられた鳥。 「入懐」は懐ふところに入るこ...
- れいぶんれいぼう 令聞令望 優れた評判。名声。立派な人物だと広く知れ渡っていること。 「令聞」と「令望」はどちらも名声や良い評判という意味。
- うやむや 有耶無耶 物事がはっきりせず、曖昧なままの状態を指す。 肯定とも否定ともつかない中途半端な状態や、結論を出さずに済ませてしまう...
- まちゅうのよもぎ 麻中之蓬 良い環境の中では悪いものも正されるということの喩え。 また善人と交われば、その影響を受けて悪人も善人になるということ...
- かんなんしんく 艱難辛苦 困難な状況や辛い場面に出会い、大変な苦労をすること。 苦しむことや悩むこと。 「艱難」は困難のこと。 「辛苦」は苦労...
- ふかしぎ 不可思議 不思議なこと、常識では考えられないこと。人間の認識や理解の限界を超えていること。言語でも表現できないこと。 または数...
- いきんしょうけい 衣錦尚絅 才能などを表に出さないことの喩え。 奇麗な錦の上に、薄い単衣ひとえを羽織って、その美しさを隠すことを意味する。 成功...
- くうくうばくばく 空空漠漠 果てしなく広い様子。ぼんやりとした状態。 仏教用語の「空漠」を分けて繰り返し、意味を強調した言葉。
- しこんりさい 師魂理才 親や先生のように人に接する心や人々をまとめる力を持ち、かつ合理的な問題解決の才能を持つこと。 筑波大学における人材育...
- ろめいけんばい 驢鳴犬吠 驢馬ろばの鳴き声と犬の吠える声。転じて、拙劣でくだらない文章や、聞くに値しない話の喩え。 「驢ろ鳴なき犬吠ほゆ」と訓...
- かきいんしん 夏癸殷辛 古代中国。夏王朝の桀王かおうと殷王朝の紂王ちゅうおうのこと。 暴君の喩え。
- せいしょうらくしょく 青松落色 「青松」は、常緑樹である松の木のこと。また松の木の葉がいつまでも青々とした色を保つように、人の心がいつまでも変わらな...
- ずかんそくねつ 頭寒足熱 頭を冷やして足を暖かくすること。健康に良いとされている。 「頭寒」は頭部を冷やすこと。 「足熱」は足を暖めること。
- ようげんようこう 庸言庸行 普段の言葉と行動。 「庸言」は、普段用いる言葉。 「庸行」は、普段の行動。素行。
- おうりけいけい 甕裡醯鶏 見識が狭く世間知らずな人の喩え。 孔子が老子に出会った後、弟子に「私は甕に湧く羽虫のようなものだ。老子が甕の蓋を開い...
- がいかんじてい 蓋棺事定 生前の評価は当てにならず、死後はじめてその人の真の値打ちが決まるという意味。 「棺を蓋いて事定まる」と訓読する。
- ひからくよう 飛花落葉 春に咲いた花もやがては散り、青葉も秋には枯れ落ちるということ。 絶えず移り変わる世の中の儚いことの喩え。
- けんばのとし 犬馬之年 犬や馬のように、大きな功績を残すこともなく、無駄に歳を重ねたという意味。 自分の年齢を謙遜して表現する言葉。 同義語...
- きかんせいう 揮汗成雨 流れる汗をふるい落とすと、その汗がまるで雨のように降りかかること。転じて、人が溢れている様子を意味する。 「汗あせを...
- ふんかしゃび 紛華奢靡 派手で華やかな花街の形容。 同義語:「紛華靡麗ふんかびれい」
- こうこうのしつ 膏肓之疾 不治の病、難病のこと。 「膏」は心臓の下の部分。 「肓」は横隔膜の上の部分。 昔の医者は、どちらもが薬も鍼も届かない...
- ていしょうびぎん 低唱微吟 低く小さな声で物静かに歌うこと。 「低唱」は低い声で歌うこと。 「微吟」は小さな声で歌うこと。 同じような語を重ねて...
- だんせつのおうぎ 団雪之扇 時期がずれて要らなくなってしまうもの。秋の扇。秋扇しゅうせん。 男性からの愛を失った女性の喩え。 古代中国、前漢の成...
- ぶっしんりょうめん 物心両面 物質的な面と精神的な面の両方の側面のこと。 金銭や物品などの形に見えるものと、応援や激励など心に関係していること。
- いおういぎょう 易往易行 極楽往生は簡単で、そのための修行も容易であるという浄土宗の教え。 「南無阿弥陀仏なむあみだぶつ」と唱えるだけで極楽往...
- かいぜんばんり 階前万里 遥か彼方の出来事も手近にあるかのように理解していること。 天子が地方の政治状況を宮殿の階段の前にあるかのようによく知...
- ぼうんしゅんじゅ 暮雲春樹 遠い地にいる友人を気遣うことを表す。 「渭北春天の樹、江東日暮の雲」 いま私は渭北いほくにいて春の芽吹いた樹木を見な...
- とそきげん 屠蘇機嫌 正月に屠蘇を飲んで上機嫌になっていること。 「屠蘇」とは、一年間の邪気を払い長寿を願って正月に呑む縁起物の酒のこと。...
- しゅんいんしゅうだ 春蚓秋蛇 春の蚓みみずや秋の蛇へびのように、文字も行間も、うねうねと曲がりくねっていること。下手な文字の喩え。
- とうどうばつい 党同伐異 善い悪いにかかわらず、仲間に味方し、対立する他者を攻撃すること。 「同おなじきに党むらがり異ことなるを伐うつ」と訓読...
- こうろんたくせつ 高論卓説 普通の人では考え及ばないような立派な意見や議論のこと。 類義語:「名論卓説めいろんたくせつ」
- しきおりおり 四季折折 春夏秋冬の、その時その時。
- うよくきせい 羽翼既成 物事の組織や基礎がすでに完成しており、もはや変更や修正が難しい状態を指す。 比喩的に、鳥がすでに羽を持ち、飛ぶ準備が...
- ほうもくさいせい 蜂目豺声 「蜂のような目と狼のような声」という意味。 冷酷・非情・凶悪・残忍などの人の性質の喩え。
- ぼつぶんぎょうかん 没分暁漢 ものごとの道理を理解できない男性。愚者。 「分暁すること没き漢」と訓読する。 当て字で「わからずや」とも読む。
- ぼうおくさいてん 茅屋采椽 飾り気のない質素な家のこと。 自宅を謙遜して用いる言葉。 「茅屋」は、あばら家、茅葺かやぶきき屋根の家。 「采椽」は...
- せんけんのめい 先見之明 将来どうなるかを見抜くことができる能力。
- がんえいしょか 含英咀華 文章の優れた部分をしっかりと味わって、それを理解して身に付けること。 「含英」は美しいものを含み味わうこと。 「咀華...
- さんせいきゅうさん 三聖吸酸 儒教の蘇軾そしょく、道教の黄庭堅こうていけん、仏教の仏印禅師ふついんぜんじの三人が、桃花酸とうかさんという酢を舐めて...
- ちくほうしょうも 竹苞松茂 新築の家が完成したことを祝う言葉。 竹が群がるように下部構造が頑丈で、松が生い茂るように上部構造が見事であるという意...
- どくしょぼうよう 読書亡羊 他のことに気を取られて、肝心な仕事を疎かにすることの喩え。 ある二人の男が羊の放牧をしていたが、羊に逃げられてしまっ...
- こんざんへんぎょく 崑山片玉 自分の地位を謙遜して用いる言葉。 晋の郤詵げきしんが雍州の官吏に任ぜられたとき、「崑崙山の玉の一片を得たに過ぎない」...
- けいかとうさん 傾家蕩産 一家の財産を使い果たして全てを失うこと。 「傾家」と「蕩産」はどちらも財産を全て使って失うことを意味する。 「家を傾...
- へんたいひゃくしゅつ 変態百出 姿や形を様々に変えて、外部の変化に対応していくこと。 「変態」はその形態などが変わること。 「百出」は次から次へと現...
- とうこうかしゅ 刀耕火種 焼畑農業のこと。 山林を伐採し、草木を焼き払って、そこに種を蒔く農法。 別表記:「刀耕火耨とうこうかどう」
- ひゃくみだんす 百味箪笥 漢方医が薬を入れておく、小さい引き出しが数多くある箪笥たんす。 別表記:「百味簞笥」「薬味箪笥やくみだんす」「薬味簞...
- ちへいてんせい 地平天成 世の中が平和に統治されていること。 「地ち平たいらぎ天てん成なり」と訓読する。 『内平外成』と共に、元号の「平成」の...
- らんがくしょうとう 爛額焦頭 火災の予防を考えた者は賞されず、消火のために頭を焦がし額を火傷した者が賞賛されるという意味。根本を忘れ、末節を重視す...
- いんとくようほう 陰徳陽報 人知れずに行った善行が、やがて公に良い結果として現れること。 または人目につかないところで積んだ徳が最終的に良い報い...
- おんいへいこう 恩威並行 恩賞と刑罰とを適切に与えること。 飴と鞭を適切に用いること。 「恩威」は恩恵と刑罰。賞罰。 「並行」は一緒に行うこと...
- かっこふばつ 確乎不抜 意志が固いため、平静さを失って動揺したり、他人の意見に流されたりしないこと。 別表記:「確固不抜」