王侯将相とは

国を治める王・公(侯)・将軍・宰相(=高官)のことを総称して、地位や権力をもつ支配層・上位階級の人々を指す言葉である。
古代中国において生まれた語であり、特に王侯(君主・貴族)と将相(軍の最高指揮官と文の最高官)を並べることで、「政治・軍事の両面でのトップ層」を意味する。
また、後漢末期の武将・陳勝の有名な言葉「王侯将相、いずくんぞ種あらんや(=王侯将相に生まれる者は特別な血筋とは限らない)」という反乱宣言の中でも知られ、「誰もが成り上がる可能性がある」という、下克上の思想や革命的意味も含まれて用いられることがある。

例文

・古代中国では、王侯将相のみが政治に関与することを許された。
・陳勝の「王侯将相いずくんぞ種あらんや」は革命の象徴的な言葉である。
・王侯将相の家柄に生まれなくても、努力次第で人は大きく出世できる。
・歴史上、王侯将相の争いによって多くの戦乱が引き起こされた。

四字熟語 王侯将相
読み おうこうしょうしょう
出典 『史記』
英訳 Kings, lords, generals, and ministers
Rulers and high-ranking officials
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年7月16日