捲土重来とは
物事に一度失敗した者が、再び力を盛り返し再挑戦すること。
「捲土」は土煙を巻き上げる様子。
「重来」は去ったものが再び来ること。
「巻土重来、未だ知るべからず」を略した言葉。
詩人の杜牧は、劉邦と天下を争い、悲劇的な敗北を喫した項羽の死を惜しみ、『烏江亭に題す』という詩を書いた。
どんな兵法家でも勝敗の予測は容易ではない。
たとえ敗れたとしても、恥をしのんで再起をはかるべきであった。
ましてや江東には俊才が多い。
もし項羽が故郷の江東に帰って、優秀な若者たちをまとめて再起を果たしたなら、勝敗の行方は誰にも分からなかったであろう。
四字熟語 | 捲土重来 |
---|---|
読み | けんどちょうらい、けんどじゅうらい |
出典 | 杜牧『題烏江亭』 |
英訳 | Try again even harder. |
類義語 | |
対義語 | |
使用漢字 | 土、捲、来、重 |
最終更新日:2025年9月13日 |