囲師必闕とは

孫子が唱えた、戦いで勝つための兵法のひとつ。
窮地に追い込んだ敵は死に物狂いになって「窮鼠猫を噛む」の状態になり、思わぬ反撃を仕掛けてくることがある。戦いに勝ったとしても味方の被害は甚大なものになるかもしれない。そのため包囲した敵には、あえて逃げ道を開けておくという戦術。これによって戦わずして勝つことも可能になる。

囲師いしには必ずひらく」と訓読する。

例文

今回の仕事を勝ち取った彼は、囲師必闕を意識したことで、ライバルからの嫉妬を受けなかった。

四字熟語 囲師必闕
読み いしひっけつ
使用漢字