雲中白鶴とは

雲間を優雅に飛翔する白鶴の姿から、品性が優れ、気高く高尚な人物や婦人を指す四字熟語である。
世俗的な欲望や利害を超越し、心が清らかで高潔な人を表す言葉として用いられる。
白い雲の中に白鶴が優雅に舞う様子に例えて、純粋で気高い人物を称賛する意味が込められている。
この言葉は、世俗的なものから遠ざかり、品格や精神性の高さを強調する際に使われる。
人間の内面の清らかさや、外見の美しさが一致した人物に対する称賛の言葉としても使われる。

「雲中」は雲の中、空に浮かぶこと。
「白鶴」は清らかで高貴な象徴となる白い鶴。

例文

・彼女は雲中白鶴のような人物で、心の清らかさと気高い精神が周囲に深い感銘を与えた。
・彼は雲中白鶴のように、どんな状況でも品位を保ち続けた。
・その婦人は、雲中白鶴のように、目立たずとも周囲から深く尊敬されていた。
・彼の言葉は、雲中白鶴のように清らかで、心に残るものがあった。

四字熟語 雲中白鶴
読み うんちゅうはっかく
出典 『三国志』
英訳 A person of noble character, pure and transcendent above worldly desires
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月12日