偃武修文とは

戦いをやめて教育によって平和な世の中を築くこと。

簡潔にいえば「戦争をやめて平和を築く」という政治的理想を表した言葉である。
中国古代の儒教思想に基づいた四字熟語であり、特に「文治主義」や「仁政」の実現を指す表現として用いられる。

「偃武」は、武器を伏せ片付けるという意味で、転じて戦争をやめること。
「修文」は、学問を修めること。

せ文をおさむ」と訓読する。

例文

・偃武修文の政治は、長きにわたる安寧の時代をもたらした。
・今こそ偃武修文を掲げ、対立ではなく文化による共存を目指すべきだ。

四字熟語 偃武修文
読み えんぶしゅうぶん
出典 『書経』武成
英訳 cease war and promote culture
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年9月8日