束髪封帛とは

妻が堅く貞操を守り続けること。

賈直言かんちょくげん」はある事件に関わっていたとして、嶺南に左遷されることになった。
彼の妻「董氏とうし」はまだ若かったので、賈直言は妻に再婚を勧めたが、董氏は何も言わず、白い絹で自分の髪を束ねて封印し、賈直言に署名させ、これを守り続けると誓った。
二十年後に賈直言が戻ると、董氏の髪は白い絹で封印されたままであった。

「髮をたばはくふうす」と訓読する。

四字熟語 束髪封帛
読み そうはつふうはく
出典 『新唐書』
使用漢字