飲灰洗胃とは

胃袋の中を灰で洗い清めるように、自分の過去を悔い、心を改めて出直すこと。
激しい後悔や罪の意識に苛まれ、心から悔い改めることを意味する。
自らの過ちを深く反省し、徹底的に償おうとする姿勢を表す言葉である。
「灰を飲んで胃を洗う」と訓読する。

「飲灰」は灰を飲むこと。罪を悔いて、苦しみを受け入れることの比喩。
「洗胃」は胃を洗うこと。心の中を清め、悔い改めることの象徴。

古代中国の思想や伝説に基づく表現であり、特に儒教や仏教の道徳観と結びついている。

例文

・彼は自らの過ちを悟り、飲灰洗胃の思いで償いを誓った。
・過去の罪を悔い、飲灰洗胃の心境で修行に励んだ。
・失敗を重ねた彼は、飲灰洗胃の決意をもって人生をやり直そうとした。
・彼女は裏切りを深く後悔し、飲灰洗胃の念に駆られながら謝罪の手紙を書いた。

四字熟語 飲灰洗胃
読み いんかいせんい
英訳 Repenting with deep remorse
atoning with extreme regret
対義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月7日