鴉雀無声とは

からすすずめの鳴き声さえも聞こえない、静まりかえった様子のこと。

鴉雀あじゃくこえし」と訓読する。

出典は中国北宋時代の政治家であり詩人でもあった「蘇軾そしょく」の詩から。
絶句三首と題された三首目に以下のような七言絶句詩がある。

天風吹月入欄干
烏鵲無聲夜向闌
織女明星來枕上
乃知身不在人間
蘇軾

「烏鵲無聲夜向闌」の箇所は「烏鵲うじゃく、声無く夜たけなわに向かう」と訓読みするが、これが「鴉雀無声」の由来になっている。

例文

鴉雀無声の中で過ごせた休日は、満員列車で通勤する私には貴重な体験だった。

四字熟語 鴉雀無声
読み あじゃくむせい
出典 蘇軾
英訳 Perfect silence
対義語
使用漢字