雲合霧集とは

雲や霧があっという間に立ち込めるように、多くの人や物が一度に集まることを意味する。
特に、人々が自然と集まってくる様子や、軍勢が一か所に集結することの比喩として使われることが多い。
また、状況が混乱し、不安定になることを示す場合もある。
この言葉は、戦乱や動乱の際に軍勢が集まる様子を表すこともあり、組織や集団が一か所に結集することの象徴として用いられることがある。

「雲合」は雲が集まること。多くのものが一つの場所に集結することを意味する。
「霧集」は霧が立ちこめるように、人や物が集まること。

例文

・大規模なイベントが開催されると、観客が雲合霧集のように押し寄せる。
・雲合霧集のごとく、多くの兵士が城に集結し、戦の準備を整えた。
・人気のある飲食店には、昼時になると客が雲合霧集して長蛇の列を作る。
・政治集会には支持者たちが雲合霧集し、熱気に包まれていた。

四字熟語 雲合霧集
読み うんごうむしゅう
出典 『史記』淮陰侯伝
英訳 A large crowd gathers like clouds and mist
対義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月12日