燃犀之明とは

見識があること。物事の本質を見抜く力。

「犀」は、動物のサイのこと。
古代中国では、サイの角を燃やした光で照らすと、水中深くまで透き通って見えると伝えられていた。

晋の国に牛渚磯という深い淵があり、底には怪物が潜んでいると言われていた。
あるとき温嶠おんきょうという名の賢者がさいの角を燃やして覗いたところ、水の底には本当に奇怪な生き物がいたという故事が由来。

例文

燃犀之明がある彼女の意見は信頼できる。

四字熟語 燃犀之明
読み ねんさいのめい
出典 『晋書』温嶠伝
類義語
使用漢字