名花十友とは

中国の宋の詩人「曾端伯」が、美しい十種の花を選んで、風格の異なる十人の友に擬人化して喩えたもの。

  1. 蘭花らん:芳友(芳香な友)
  2. 梅花うめ:清友(清廉な友)
  3. 蝋梅ろうばい:奇友(奇妙な友)
  4. 瑞香ずいこう沈丁花じんちょうげ):殊友(殊勝な友)
  5. 荷花はす(蓮):淨友(清浄な友)
  6. 薝蔔せんぷく梔子くちなし):禅友(禅定な友)
  7. 菊花きく:佳友(佳麗な友)
  8. 桂花けい木犀もくせい):仙友(仙境な友)
  9. 海棠かいどう:名友 (名誉な友)
  10. 荼蘼どび頭巾薔薇ときんいばら):韻友 (韻致な友)

「花中十友」「十花十友」とも呼ばれ、古くから南画の画題としてよく取り上げられてきた。

四字熟語 名花十友
読み めいかじゅうゆう
出典 曽端白
使用漢字