遊刃余地とは

余裕をもって物事をに取り組むことの喩え。

「遊刃、余地有り」と読み下す。

古代中国。りょう王朝の伝説の料理人「庖丁ほうてい」が牛の解体について語った言葉が由来。
このエピソードは「庖丁解牛ほうていかいぎゅう」と呼ばれる。

なお「庖丁ほうてい」の名はその後「包丁ほうちょう」の語源となった。

例文

・遊刃余地のある交渉において、最良の選択を見つけ出すことが求められる。
・彼には遊刃余地があり、多様な選択肢から最適なものを選ぶことができた。
・問題解決の場面で遊刃余地がなければ、苦しい決断を迫られるだろう。
・経済の変動により、彼の計画に遊刃余地を持たせる必要があった。

四字熟語 遊刃余地
読み ゆうじんよち
出典 『荘子』養生主
英訳 Ample room to maneuver
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年1月20日