衣繍夜行とは
出世をして名誉を得ても、生まれ育った故郷に戻らなければ、その功績が周囲に知られないこと。
成功しても人に知らせないのは、綺麗な刺繍の衣服を着て夜道を歩いても、暗くて誰にも気づかれないようなものである。
「繍を衣て夜行く」と訓読する。
古代中国。楚の項羽が秦の都を攻略したとき、「富貴な身分になっても故郷に帰らないのは、錦を着て夜歩くようなものだ」と言った故事が由来。
同義語:「衣錦夜行」「夜行被繍」
例文
・彼は衣繍夜行のように都で大きな成功を収めたが、故郷には一度も顔を出さなかった。
・衣繍夜行にならないよう、出世したら地元の人々にも自分の成果を伝える努力をした。
四字熟語 | 衣繍夜行 |
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読み | いしゅうやこう |
出典 | 『史記』項羽伝 |
英訳 | Wearing embroidered clothes at night |
対義語 | |
使用漢字 | 夜、繍、行、衣 |
最終更新日:2025年9月19日 |