益者三楽とは

有益な三つの楽しみ。
正しく充実した人生を送るために推奨される三つの楽しみを示す。
これは『論語』の「季氏篇」に由来し、孔子が述べた言葉である。
孔子によれば、次の三つが人にとって有益な楽しみである。

第一に「礼儀と音楽をほどよく楽しむこと」
第二に「人の美点について褒めること」
第三は「立派な友人が多く持つこと」

これに対して、害となる三つの楽しみ(損者三楽)も論じられており、不道徳な行為や快楽に溺れることは慎むべきとされる。

例文

・益者三楽を心得て、人生をより良いものにしようと努めることが大切である。
・人生を豊かにするには、孔子の教えである益者三楽を実践するのがよい。
・益者三楽に従い、有益な友人と付き合い、道理に基づいた生活を心がけている。
・損者三楽に流されることなく、益者三楽を実践することで真の幸福を得られる。

四字熟語 益者三楽
読み えきしゃさんごう
出典 孔子『論語』季氏
英訳 The three beneficial pleasures.
The three joys that bring benefit.
対義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月13日