王門伶人とは

もともとは王侯貴族の門に仕えて芸を披露する伶人(芸能者)を指す言葉であるが、転じて、権力者や裕福な者に取り入り、追従する者、いわゆる太鼓持ちのような存在を意味するようになった。
自らの利益や地位のために権力者の機嫌を取ったり、迎合する姿勢を指す皮肉的な表現として用いられることが多い。
実力よりも、権威に媚びる姿勢が目立つ人物を揶揄する場面で使われることがある。

例文

・彼は上司に媚びてばかりの王門伶人にすぎない。
・王門伶人のような態度では信頼を得ることはできない。
・その場を取り繕う王門伶人の言葉には重みがなかった。
・王門伶人にならず、正直に意見を述べることが大切だ。

四字熟語 王門伶人
読み おうもんれいじん
出典 晋書
英訳 sycophant
使用漢字
最終更新日:2025年7月23日