温故知新とは
昔の事柄や前に習ったことを復習して、新しい知識を見い出すこと。
過去の出来事や古い知識・教えを振り返って学ぶことで、そこから新たな知見や気づきを得ることを意味する。
儒教の経典『論語』の中で孔子が述べた言葉に由来し、「故きを温めて新しきを知る」という姿勢は、学問・文化・思想・技術など、あらゆる分野での学びの基本として重視されてきた。
この語は、伝統や歴史を大切にしつつ、それをただ守るのではなく、そこから創造的な発展や革新を生み出す態度を示す。
教育・研究・創作・経営など、多くの場面で応用可能な価値観を含む。
例文
・温故知新の精神で、古典文学を現代に生かした。
・歴史を学ぶことは、温故知新の第一歩である。
・伝統工芸を温故知新の手法で再評価している。
・彼の研究はまさに温故知新の姿勢を貫いている。
四字熟語 | 温故知新 |
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読み | おんこちしん |
出典 | 『論語』為政 |
英訳 | An attempt to discover new things by studying the past through scrutiny of the old |
類義語 | |
使用漢字 | 故、新、温、知 |
最終更新日:2025年7月23日 |