牝牡驪黄とは

物事の外見に惑わされず、その本質を見抜くことが大切であるという教訓。

馬のめすおすを、また毛色の黒と黄を見間違えるという意味。

秦の国王「穆公ぼくこう」が、馬を見抜く名人の「九方皐きゅうほうこう」に馬を探しに行かせると、黄色い牝の馬を見つけたという報告を受けた。
しかし、連れて帰ってきたのは黒い牡の馬だった。
穆公は「色や性別も分からないのか」と怒ったが、九方皐は馬としての本来の能力を見抜いており、実際にその馬は他と比べることのできないほどの名馬だった。

四字熟語 牝牡驪黄
読み ひんぼりこう
出典 『列子』説符篇
使用漢字