迦陵頻伽とは

仏教用語。上半身が人で下半身が鳥の想像上の生物。
梵語(サンスクリット語)のカラヴィンカ(kalaviṅka)の音訳。
別名で「好声鳥」「妙音鳥」「逸音鳥」「美音鳥」など意訳される。

阿弥陀経では、極楽浄土には白鵠びゃっこう孔雀くじゃく共命鳥ぐみょうちょう鸚鵡おうむ舎利しゃり迦陵頻伽かりょうびんがの六種類の鳥が住んでいて、迦陵頻伽は比類なき美声で鳴くとされている。

別表記:「伽陵頻迦」「伽陵頻伽」「迦陵嚬伽」「迦陵毘迦」「迦稜頻伽」など。

四字熟語 迦陵頻伽
読み かりょうびんが、からびんが、からゔぃんが
出典 『大荘厳論経』『月光菩薩経』『正法念経』
英訳 Kalaviṅka
使用漢字