淫祠邪教とは

権力を持つ者によって、反体制的な傾向を持つとみなされた信仰や宗教のこと。
正統ではない信仰や迷信的な宗教、邪悪な教えを指す言葉である。
公認されていない神を祀る祠や、不正な教えを広める宗派を批判的に表現する際に用いられる。
本人が信仰している宗教以外の他の宗教を批判するときに使う。

「淫祠」は正式に認められていないほこらや、不適切な神々を祀る場所。
「邪教」は正統ではない宗教や、道徳に反する教えを広める宗派。

古代中国では、正統な宗教や国家公認の神々とは異なる信仰を「淫祠」として排斥し、また、国家の安定を脅かすような宗教を「邪教」として取り締まった。
この言葉は、現代においても非正統な信仰や迷信を批判する文脈で使われることがある。

例文

・古代中国では、淫祠邪教を禁じ、国家公認の宗教以外の信仰を取り締まる政策がとられた。
・迷信や淫祠邪教に惑わされず、正しい信仰を持つことが大切だと彼は主張した。
・その村には古くから伝わる淫祠邪教の風習が残っており、改革が求められている。
・権力者は民衆が淫祠邪教に傾倒することを恐れ、厳しく取り締まる方針を打ち出した。

四字熟語 淫祠邪教
読み いんしじゃきょう
英訳 Heretical cults and illicit shrines
Superstitious and deviant religions
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月7日