窃鈇之疑とは

確かな証拠もないのに疑いをかけること。
疑いの目で人を見ると、その人のすべてが疑わしく見えること。

ある男が斧をなくし、隣の家の息子が盗んだのではないかと疑った。
すると、その子の歩き方、表情、言葉遣いまで斧泥棒にしか見えなくなった。
しかししばらくして斧は自分の家の物置で見つかった。すると途端に隣の子に怪しい点は見えなくなったという。

四字熟語 窃鈇之疑
読み せっぷのぎ、せっぷのうたがい
出典 『列子』説符
類義語
使用漢字