浮草稼業とは

水に浮かぶ浮草のように、定まった場所や職業を持たず、流れに任せて生計を立てる仕事のこと。
主に、安定した職業に就かず、一時的な仕事を転々とするような生き方を指す。
芸人や日雇い労働者などの不安定な職業に従事する人々を指して使われることが多い。
定職を持たず、流れのままに生きる人々の姿を表現する言葉。

「浮草」は水に浮かび、根を定着させることなく流れに任せる草。転じて、定まった拠点を持たずに生きることの象徴。
「稼業」は生業なりわい、生計を立てるための仕事。

例文

・彼は大道芸で各地を巡りながら生計を立てる、まさに浮草稼業の身だ。
・浮草稼業も気楽なようでいて、収入が安定しないため不安も多い。
・俳優業は成功すれば華やかだが、売れない間は浮草稼業のようなものだ。
・若い頃は自由に生きたいと考え、あえて浮草稼業を選んだが、年を重ねるにつれて安定を求めるようになった。

四字熟語 浮草稼業
読み うきくさかぎょう
英訳 A drifting occupation
A transient way of making a living
A nomadic profession
使用漢字
最終更新日:2025年2月10日