引縄批根とは

力を合わせて、敵対者や他人を徹底的に排斥すること。
裏切った相手に報復して恨みを晴らすこと。
自分や仲間に対する裏切りや敵意に対して、徹底的に反撃する姿勢を表す言葉である。

「引縄」は縄をつけて引っ張ること。
「批根」は根本から取り除くこと。

この言葉は、敵対者に対する強い復讐心や報復の感情を示し、相手を完全に排除し、復讐を遂げる行動を強調する。

古代中国、前漢の高官、灌夫かんぷ魏其侯ぎきこうは、権力を持っていたときには自分達に近づいて、権力を失うと背を向けて裏切った者達に報復したいと思ったという故事が由来。

「縄を引きて根をひらく」と訓読する。
同義語:「引縄排根いんじょうはいこん

例文

・彼は裏切り者に対して引縄批根の態度を取り、徹底的に復讐を果たした。
・そのグループは引縄批根し、裏切った仲間を徹底的に排除した。
・引縄批根の精神が強いチームでは、裏切り者が生き残ることはない。
・彼は引縄批根の心情で、反乱者に対して無慈悲な報復を行った。

四字熟語 引縄批根
読み いんじょうへいこん
出典 『史記』灌夫伝
英訳 To unite and thoroughly eliminate an enemy
To take revenge and settle a grudge
使用漢字
最終更新日:2025年2月7日