問牛知馬とは

直接関係のない話から始めて、相手の隠している情報を巧みに誘導し聞き出すこと。誘導尋問。

「牛を問うて馬を知る」と読み下す。

前漢時代の趙広漢ちょうこうかんが得意とした話術で、馬の値段を知るために、犬や羊、牛と聞いていき、最後に馬の値段を聞くこと。こうして値段を比較し類推して、馬の値段に偽りがないかを判断するという尋問方法。
これを鈎距こうきょの術といい、趙広漢はこの尋問方法を駆使して、犯罪者を巧みに自白に導いたとされている。

四字熟語 問牛知馬
読み もんぎゅうちば
出典 『漢書』趙広漢伝
使用漢字
最終更新日:2025年9月18日