烏合之衆とは

からすの群れのように、規律も統制もない大勢の人の寄り集まり。
また、そのような軍隊や群衆。
団結や組織がないまま集まった人々を指し、まとまりがなく、目的や意志が一致しない集団を意味する。
元々、からすが無秩序に集まることに例えて、指導力や統制がない、無駄に集まっただけの群衆を表現した言葉である。
この言葉は、特定の目的がなく、まとまりを欠いた集団を軽蔑的に表す際に使われる。

」はカラス、鳥。
ごう」は集まる。
」は、の(所有を表す)。
しゅう」は群衆、多くの人々。

例文

・その会議は烏合之衆のようで、結局何も決まらなかった。
・烏合之衆の集まりでは、何も進展しないことが多い。
・彼らは烏合之衆に過ぎず、まともな決定を下すことができなかった。
・会社の方針が決まらず、烏合之衆となってしまった社員たちが混乱している。

四字熟語 烏合之衆
読み うごうのしゅう
出典 『後漢書』耿弇伝
英訳 A rabble
A disorganized crowd
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月10日