倚門之望とは

子の帰りを待ちわびている親の心境。特に母親が子を思う愛情のこと。

「門によりかかって待ち望む」という意味。

古代中国の春秋時代。王孫賈おうそんかは朝早くから夜遅くまで仕事に出掛けていて、母親は村里の入り口まで出て、門に寄りかかって帰ってくるのを待ちわびたという故事が由来。

例文

・仕事が忙しく、なかなか実家に帰れないが、母の倚門之望の気持ちを思うと胸が痛む。

四字熟語 倚門之望
読み いもんのぼう
出典 『戦国策』斉策
使用漢字
最終更新日:2025年10月9日