三界火宅とは

仏教用語。迷いと苦しみに満ちた世界を、火に包まれた家にたとえた言葉。

法華経の『譬喩品ひゆぼん』に記載がある「三界は安きこと無し、なお火宅のごとし」を略した言葉。
「三界(欲界・色界・無色界)は心休まることなく、燃え盛る家のようなものである。ここはあなたたちが長くいるべき場所ではない」という意味。

法華経で説かれる七つのたとえ話『法華七喩ほっけしちゆ法華七譬ほっけしちひ)』の物語のひとつ。

同義語:「三車火宅さんしゃかたく

四字熟語 三界火宅
読み さんがいかたく
出典 『法華経』譬喩品
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年10月10日