桂冠詩人とは

イギリスで、国王から任命され、王室のために慶弔に詩を作ることを義務とした詩人。またはその称号。
現在は終身制の名誉職で、慶弔に詩を作ることは任意となり、年俸が与えられる。

「桂冠」は、「月桂冠げっけいかん」の略で、月桂樹げっけいじゅの枝葉で作ったかんむりのこと。

中世イタリアではペトラルカ、近世イギリスではワーズワース、テニアンらがこの称号を受けた。

古代ギリシアでは、運動だけでなく詩作や音楽などの芸術も公開の競技だった。
その勝利者には月桂の樹で編んだ冠が授けられていたことが由来。

四字熟語 桂冠詩人
読み けいかんしじん
使用漢字