「之」を含む四字熟語漢字検索
「之」を含む四字熟語:129件
「之」の意味:1.ゆく。いたる。 2.これ。この。指示・強意の助字。 3.の。主格や修飾の関係を表す助字。
- そうもうのしん 草莽之臣 官職に就いていない有能な民間人。 臣下が自分を謙遜けんそんして言う場合もある。
- そくいんのこころ 惻隠之心 憐れみや思いやりの心。 孟子の性善説の四端説の一つ「惻隠の心は仁の端なり」を略した言葉。
- ぞうげのとう 象牙之塔 芸術家や学者が自らの研究に没頭して、俗世間から疎遠になること。 アトリエや研究室などの閉鎖的な環境に逃避すること。ま...
- たかねのはな 高嶺之花 手の届かない場所にあって、遠くから眺めるだけしかできない花のこと。 主に、魅力的な女性や高価な物に対して用いる。
- たざんのいし 他山之石 他の山から採れた粗末な石であっても、それを砥石にすれば宝玉を磨く際に使うことができるという意味。 他人の悪い言行、誤...
- たんろのけん 湛盧之剣 古代中国、春秋時代。呉の国王、闔閭こうりょが愛用していたとされる、黒く澄んだ宝剣。 のちに楚の昭王しょうおうのものに...
- だんせつのおうぎ 団雪之扇 時期がずれて要らなくなってしまうもの。秋の扇。秋扇しゅうせん。 男性からの愛を失った女性の喩え。 古代中国、前漢の成...
- ちぎょのわざわい 池魚之殃 思いもよらない災難に巻き込まれること。 なんの関係も無いトラブルの巻き添えにあうこと。 池に投げ込まれた宝玉を探すた...
- ちゅうせきのよ 疇昔之夜 前日の夜のこと。昨夜。夕べ。
- ちんさいのやく 陳蔡之厄 旅の途中で災難に遭うこと。 「陳」と「蔡」はどちらも国の名前。 中国の思想家の孔子が遊説の旅の道中、陳と蔡の国境の近...
- てっぷのきゅう 轍鮒之急 差し迫った危険や困難の喩え。 道に残った車輪の跡の水たまりの中にいる鮒ふなを意味する。
- てんだいのふで 椽大之筆 垂木のような大きな筆。転じて、重厚で格調高い立派な文章の喩え。 古代中国、西晋せいしんの時代。王珣おうじゅんは、ある...
- てんのびろく 天之美禄 天から与えられた授かり物という意味で、酒を褒め称えていう語。酒の美称。
- とうこのわざわい 党錮之禍 政党や党派を結成したことが原因となって発生する災いのこと。
- とうろのひと 当路之人 重要な地位に座っていて、権力を握っている人。政府高官。
- としょのひつじ 屠所之羊 屠殺場に連れて行かれる羊。 刻々と死に迫る人の命の儚さ。また、悲しみにうち沈むことの喩え。
- とたんのくるしみ 塗炭之苦 泥沼にはまり、炭火で焼かれるような、非常に苦しい状況を表す。 出典の『書経』には「民塗炭に墜つ」と記されている。
- とりょうのぎ 屠竜之技 竜を殺す技術を学んでも、竜は現実には存在しないので使うことがないという意味。転じて、苦労して身につけたり、見た目には...
- なんかのくい 南華之悔 自分の意思を貫き、上司に逆らうこと。 また才能があるにもかかわらず、上司を怒らる余計な発言のせいで出世できないこと。
- なんかのゆめ 南柯之夢 世の中の栄枯盛衰が儚いことの喩え。儚い夢。 古代中国の唐の時代。淳于棼じゅんうふんという名の酒好き男性が、酔って槐え...
- にっしょくのろう 日昃之労 「日昃」は午後二時ごろ。 昼食も取らずに昼過ぎまで苦労して働くことを意味する。 精一杯努力して働くことの喩え。
- にんのいちじ 忍之一字 物事を成し遂げるには、忍耐することが最も大切だということ。
- ねんさいのめい 燃犀之明 見識があること。物事の本質を見抜く力。 「犀」は、動物のサイのこと。 古代中国では、サイの角を燃やした光で照らすと、...
- ねんびのきゅう 燃眉之急 非常に切迫した事態、差し迫った危険の喩え。 眉が燃えるほど近くに火が迫り、急を要する事態であること。
- のうちゅうのきり 嚢中之錐 袋の中に錐きりを入れておくと、自然と袋を突き抜けて、尖った刃先が見えてくる。 それと同じように、優秀な人は自然と凡人...
- はいすいのじん 背水之陣 切羽詰まっていて、もう一歩も後には引けないぎりぎりの状況。また、そうした状況に身を置いて必死に物事に取り組むこと。 ...
- はちくのいきおい 破竹之勢 竹は最初の一節を割ると、その後は次から次へと容易に裂けていく。 転じて、止めることが難しいほどの激しい勢いがあること...
- ひきゅうのせつ 匪躬之節 自分の利害を省みないで、主君や国家のために忠節を尽くすこと。
- ひっぷのゆう 匹夫之勇 深く考えず、無茶な行動をしようとすること。小人の勇気。軽率な人の喩え。
- ひにくのたん 髀肉之嘆 実力を発揮する機会に恵まれないことを嘆き悲しむこと。 蜀の「劉備りゅうび」が不遇の生活を送っていたころ、長い間戦場に...
- ひゃくせいのし 百世之師 後世まで人々から尊敬され、師と仰がれる人。
- ひゃくやくのちょう 百薬之長 適度な飲酒はどんな良薬よりも効果があると、酒を称賛した言葉。
- ひょうまつのこう 摽末之功 ほんのわずかな功績。
- ふいのまじわり 布衣之交 身分や地位などにこだわらない、心からの交友関係。 また、庶民同士、身分の低い者同士の付き合い。出世前の付き合い。 「...
- ふうじゅのたん 風樹之歎 親孝行をしようと思ったときには、すでに両親は死んでいて、孝行をしようにもできないという嘆き。
- ふうぜんのともしび 風前之灯 風が吹いていて今にも消えそうな灯火のように、人の命や物事が非常に危険な状況にあることの喩え。
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