食馬解囲とは

恩を受けた人が、恩人が危機に陥ったときに助けに行くこと。

「馬をらいてかこみをく」と訓読する。

古代中国の秦国の王「穆公ぼくこう」が、逃げた愛馬を探していると、山に暮らす少数民族が馬を捕らえて食べようとしていたところを見つけた。
穆公の部下が彼らを捉えようとしたが、穆公はそれを制止して、少数民族の者たちに酒を与えて、罪も咎めなかった。
その後、秦と晋が戦争になり、穆公が危機に陥ったとき、どこからか駆けつけた300名の少数民族のおかげで穆公は危機を脱し、戦争に勝利した。

四字熟語 食馬解囲
読み しょくばかいい
出典 『呂氏春秋』
使用漢字