雲集霧散とは

雲や霧が集まり、そして散っていくように、多くのものが一時的に集まり、すぐに消えていくこと。
また、それが繰り返される様子を表す。人々や物事が集まったり、散ったりする現象を指し、常に変動し続けることを示唆している。
集まるときもあれば、すぐに解散するという一時的なものが続く状況を表現する際に使用される。
この表現は、集まったものが短期間で消えたり、解散したりする様子を指し、一時的な集まりや変動が繰り返される状況を描写する。
「雲のごとく集まり霧のごとく散んず」と訓読する。

「雲集」は雲が集まること。物事や人々が集まることを示す。
「霧散」は霧が散ること。集まったものがすぐに消えたり、解消されたりすることを意味する。

例文

・政治家の集まりは雲集霧散のように、短期間で消えていった。
・雲集霧散のように、毎回集まっては解散する会議は、結局何も進展しなかった。
・そのイベントは雲集霧散のように、集まった人々がすぐに去っていった。
・企業のアイデアが雲集霧散していくように、始まったばかりのプロジェクトはすぐに消えてしまった。

四字熟語 雲集霧散
読み うんしゅうむさん
出典 『文選』
英訳 A cycle of gathering and scattering, like clouds and mist
類義語
対義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月12日