閻浮檀金とは

仏教の経典の中で登場する架空の金の名称。紫磨黄金しまおうごん
サンスクリット語の「Jambūnada-suvarṇa」の音訳。

「閻浮那陀金」「閻浮那他金」などとも書かれる。

古代インド神話で、世界の中心である須弥山しゅみせんの南の海上に閻浮提えんぶだいという島がある。
この島に生い茂っている閻浮樹えんぶじゅの大森林を流れる川の中から採掘できる美しい砂金が閻浮檀金だとされている。

この逸話から転じて、良質の金のことを言うようになった。

四字熟語 閻浮檀金
読み えんぶだごん、えんぶだんごん
出典 『大智度論』
英訳 Gold
類義語
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