雲遊萍寄とは

仏教用語で、物事に執着せず、自然のままに行動することを意味する。
特に、仏教の修行僧が師を求めて諸国を巡り歩いたり、お布施を得るために托鉢行脚を行う様子を指す。
修行僧は、物質的なものに執着せず、精神的な修行に専念する姿勢を表している。
また、雲や浮草が定まらず漂っているように、何も固執せず流れに任せて生きる生き方を象徴している。
執着せずに自由に移動し、物質的なものに囚われず、精神的な修行を行う修行僧の生き方を示す。

「雲遊」は、雲のように漂うこと。
「萍寄」は、浮き草のように立ち寄ること。

例文

・彼は雲遊萍寄の修行僧のように、物事に執着せずに全国を巡り歩きながら精神を鍛えた。
・その僧侶は雲遊萍寄の身で、お布施を得るために町を歩いていた。
・雲遊萍寄の生活を送りながら、彼は仏教の教えを学び続けている。
・彼の生き方はまさに雲遊萍寄、物事に固執することなく自然に任せていた。

四字熟語 雲遊萍寄
読み うんゆうひょうき、うんゆうへいき
英訳 To wander like clouds and float like floating weeds
To live a life of non-attachment, wandering freely for spiritual growth
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月12日