象箸玉杯とは

象牙の箸と宝石の杯という意味。贅沢な生活を言い表す言葉。

古代中国。殷の紂王の家臣であった箕子きしは、王が象牙の箸を作ったのを知って、それまでの茶碗では満足しなくなり、次は玉の杯を作るだろう、そして王の贅沢ぶりはとどまるところがなくなるに違いないと恐れた。
彼の予言どおり紂王は贅沢の限りを尽くし、殷は滅びた。

四字熟語 象箸玉杯
読み ぞうちょぎょくはい
出典 『韓非子』喩老篇
使用漢字