薏苡明珠とは
無実の疑いをかけられること。
古代中国。後漢の馬援が交趾(現在のベトナム)から転任するとき、特産の苡の実が南方の風土病によく効くので車に積んで持ち帰ったところ、都の人々にその車には真珠が満載されていると讒言され、天子の怒りに触れたという故事が由来。
例文
・その細工はまるで薏苡明珠のように美しく、心を打たれた。
・彼女の眼差しは、まるで薏苡明珠のように輝いていた。
・彼は薏苡明珠を探し求めるかのように、美しい詩を作った。
・蘭の花のように、薏苡明珠のごとき美しさを持っている彼女の存在が尊ばれている。
四字熟語 | 薏苡明珠 |
---|---|
読み | よくいめいしゅ |
出典 | 『後漢書』 |
英訳 | A precious and radiant gem, symbolizing rarity and value. |
使用漢字 | 明、珠、苡、薏 |
最終更新日:2025年1月20日 |