荷衣蕙帯とは

仙人や隠者が身にまとう清らかで上品な衣服を指す。
荷衣かい」は薄くて軽やかな衣服を意味し、「蕙帯けいたい」は香りの良い蕙蘭けいらんを象った帯のことで、清らかで気品ある装いを表す。
この言葉は、俗世の煩わしさから離れた清浄な境地や、精神的な純粋さを象徴する服装を意味し、仙人や隠者の理想的な姿や生活様式を象徴する。
転じて、心の純潔や高潔な精神状態を表す場合もある。

例文

・古書には荷衣蕙帯を纏った仙人の姿が描かれている。
・彼は世俗を離れ、まるで荷衣蕙帯のような生活を求めた。
・荷衣蕙帯は隠者の清らかな精神の象徴である。
・詩人は荷衣蕙帯の仙人を題材にした作品を書いた。

四字熟語 荷衣蕙帯
読み かいけいたい
出典 『楚辞』
英訳 pure robes of hermits
使用漢字
最終更新日:2025年7月23日