誤った手段では目的が達成できないことの喩え。
方法が不適切であるために、結果を得ることができないことを意味する。
具体的には、「魚を求めるのに木の枝に頼る」という、明らかに不可能なことをしようとする状況を表している。
手段と目的が合っていない場合に使われる表現であり、無駄な努力や誤った方法で物事を進めている時に使われる。
「縁木」は、木の枝または木に関連するもの。ここでは、魚を得るために必要のないもの、無関係なものを指す。
「求魚」は、魚を求める、すなわち魚を手に入れようとすること。
孟子が斉の国の宣王に語った言葉が由来。
「武力を使って天下の王になろうとするのは、まるで木に登って魚を捕まえようとするものであり、絶対にできるはずがない」
全体として、魚を木の枝で求めるような無駄な努力を意味し、方法が間違っていることを強調する。
・彼は縁木求魚のような方法で問題を解決しようとしたが、結果はもちろんうまくいかなかった。
・無駄な努力をすることほど愚かなことはない。まさに縁木求魚のようなものだ。
・縁木求魚のような手段で問題を解決しようとしても、成功は遠いだろう。
・あのプロジェクトは縁木求魚のように、最初から無理な方向に進んでしまった。
四字熟語 | 縁木求魚 |
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読み | えんぼくきゅうぎょ |
出典 | 『孟子』梁惠王篇 |
英訳 | to seek fish from a tree |
対義語 | |
使用漢字 | 木、求、縁、魚 |
最終更新日:2025年4月4日 |
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