禹湯文武とは

古代中国の伝説的な四人の王。
王朝の禹王うおういん王朝の湯王とうおう、周王朝の文王ぶんおう武王ぶおうのこと。
いずれも優れた治世を行った偉大な王たちを指している。
彼らはそれぞれ、治水や国家の発展、民の幸福を重視した政治を行ったことで知られており、この言葉はそのような聖人君主を讃える意味で使われる。
この四人は、それぞれ異なる分野で偉業を成し遂げ、道徳的、文化的、政治的に優れた行いをしていたとされるため、「禹湯文武」は理想的な指導者や賢明な政治家を表現する言葉として使われる。

」は治水の名君として知られ、夏王朝を開いた。
とう」は殷王朝を興し、改革と民の福祉に尽力した王。
ぶん」は周王朝の初代王で、文化と政治の基盤を作った賢王。
」は文王の子で、周王朝を強化した王。戦功によってその地位を築いた。

例文

・禹湯文武のような賢明な指導者が現れれば、国は繁栄し民は安泰であろう。
・彼は禹湯文武に倣い、国のために尽力する優れた指導者であった。
・国家の再建には、禹湯文武のような偉大な王たちに匹敵するような人物が必要である。
・歴史を学ぶ者は、禹湯文武のような人物の行動を手本にすべきである。

四字熟語 禹湯文武
読み うとうぶんぶ
英訳 Great rulers in Chinese history who exemplified wise and just leadership
使用漢字
最終更新日:2025年2月10日