燕雁代飛とは

燕と雁が入れ替わりに飛ぶように、物事や人々が交代すること、または入れ違いになることを表す。
春に燕が来るときに雁が去り、秋に雁が戻るときには燕が飛び去ることに由来し、物事や人々が同時に存在することなく、順番に入れ替わる様子を示す。

「燕」は春にやって来る渡り鳥で、軽やかに飛ぶ。
「雁」は秋に渡ってくる渡り鳥で、群れで長距離を飛ぶ。
「代飛」は物事が入れ替わること、順番に代わること。

この四字熟語は、特定の事象や人物が次々と入れ替わることや、季節ごとの交代を示すことに使われる。
「燕雁代わって飛ぶ」と訓読する。

例文

・春が来ると、燕雁代飛のように燕が飛んでくる一方で、雁は南へ去っていった。
・燕雁代飛のように、上司が交代するたびに新しい方針が導入される。
・秋になると、雁が渡り始める時期に燕雁代飛が起こり、風景が変わる。
・燕雁代飛の現象は自然の摂理であり、毎年繰り返される。

四字熟語 燕雁代飛
読み えんがんだいひ
出典 『淮南子』
英訳 The swallows and geese come and go in succession.
使用漢字
最終更新日:2025年2月17日