八功徳水とは

仏教用語で、八種類の優れた性質を備えた聖なる水のこと。

倶舎論くしゃろん』では、甘・冷・軟・軽・清浄・不臭・飲時不損喉(喉を壊さない)・飲已不傷腸(腹を痛めない)の性質があるとされる。
また『称讃浄土経』(『小経』の異訳)では、澄浄ちょうじょう清冷しょうりょう甘美かんみ軽軟きょうなん潤沢じゅんたく安和あんわ除患じょげん養根ようこんの性質があるとされる。

浄土や須弥山、極楽世界などにある池に、この水がみなぎっているとされる。

四字熟語 八功徳水
読み はっくどくすい、はちくどくすい
類義語
使用漢字