斉天大聖とは

中国四大奇書の人つである『西遊記』の主人公「孫悟空そんごくう」が作中で名乗った称号。
「天にも等しい大聖者」を意味する。

孫悟空ははじめ、花果山の仙石から生まれた猿だった。
のちに仙術を会得し、玉帝(中国道教における事実上の最高神)から「弼馬温ひつばおん」に任ぜられたが、これが馬飼いの端役であったため、勝手に「斉天大聖」と名乗った。
この名をめぐって天宮で騒動を起こし、三蔵法師と取経の旅に出たときも、各地の土地神などから「大聖」と呼ばれた。

四字熟語 斉天大聖
読み せいてんたいせい
出典 『西遊記』
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年10月10日