戮力協心とは

力を合わせ心を一つにして物事に取り組むこと。

「戮力」は力を合わせること。
「協心」は心を合わせること。

別表記:「協心戮力きょうしんりくりょく
同義語:「戮力同心りくりょくどうしん」「同心戮力どうしんりくりょく

墨子が王侯に対して語った。
曰く「王や高官が国家を治め、国を守り、失わないようにしたいのであれば、今なぜ「賢者を重んじること」が政治の基本であることを考えないのでしょうか。賢者を登用し尊重することこそは聖王の道でもあります。先王の書には『聖君と賢人を求め、共に力を合わせ心を一つにして天下を治めよ』と記されています」と。
『墨子』「尚賢中」

承久三年。後鳥羽上皇は北条義時ほうじょうよしとき討伐のみことのりを発した。
それを知った北条政子(義時の姉)は諸将を集め「諸君、もし先代の将軍、源頼朝から受けた恩を忘れずにいるのなら、協心戮力し、讒言を弄する者を討ち滅ぼし、先に立てた鎌倉幕府の志を成し遂げなさい」と告げた。
『日本外史』「源氏後記」

例文

・プロジェクトチームは戮力協心し、期限を守って仕事を仕上げた。
・日本代表チームは戮力協心で素晴らしい成果を上げた。
・会社の成長には全社員が戮力協心することが必要だ。

四字熟語 戮力協心
読み りくりょくきょうしん
出典 『墨子』「尚賢中」
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年10月12日