岩戸景気とは

昭和33年(1958年)7月から、昭和36年(1961年)12月まで、42か月間続いた高度経済成長時代の好景気の通称。
日本の経済史において、昭和30年代初めに見られた好景気を指す。
特に高度経済成長期の初期、1950年代後半から1960年代にかけて、戦後の復興とともに経済が急成長を遂げた時期に使われる。
名前の由来は、日本の神話に登場する「天岩戸伝説」に由来し、岩戸を開けて光が差し込むように、経済に明るい兆しが現れたことに由来する。

この言葉は、経済の復活や活性化を象徴するものとして、昭和の経済成長を指す際に使われることが多い。
特に、日本の復興と繁栄を感じさせる意味合いが強い。
神武景気じんむけいき伊弉諾景気いざなぎけいきと並び、戦後高度成長時代の好景気のひとつ。

例文

・岩戸景気の時期、日本は戦後復興を果たし、急速に経済が成長した。
・岩戸景気を象徴するように、企業の生産性が向上し、雇用も増加した。
・岩戸景気の到来により、住宅建設や自動車の普及が加速した。
・岩戸景気を経て、日本は世界の経済大国として成長を遂げた。

四字熟語 岩戸景気
読み いわとけいき
英訳 Rapid economic growth after Japan’s recovery
使用漢字
最終更新日:2025年2月5日