円木警枕とは

勉学に一所懸命励むこと。
中国の宋の司馬光が丸太を枕にして勉学に励んだという故事から。
危険に備えて注意を怠らず、警戒心を持つことを意味する。
特に、注意を喚起するために枕元に木を置くように、身近なところでの注意深さを強調する表現である。

この四字熟語は、古くから危険を察知して早期に対策を講じるべきだという教訓として用いられる。
直訳的に見ると、木を枕元に置くことで、寝ている間に気づかぬうちに襲われないように警戒する意味合いがある。

「円木」とは、丸い木の棒、木の切れ端など。ここでは、危険を警戒するために枕元に置く物を象徴する。
「警枕」とは、枕の側で警戒する、寝ている間も油断しないように警戒心を持つこと。
全体として、注意を怠らずに警戒し続ける姿勢を表す。

例文

・彼は常に円木警枕のように注意深く、どんな小さな危険にも敏感だった。
・経済の不安定な時期には、円木警枕の態度が重要だ。
・円木警枕であるべきだが、油断して無駄に時間を過ごしてしまうことがある。
・あの時、円木警枕の姿勢をとっていれば、もっと早く問題に気づけたかもしれない。

四字熟語 円木警枕
読み えんぼくけいちん
出典 『資治通鑑』
英訳 to be on guard at all times
使用漢字
最終更新日:2025年4月4日