五障三従とは

仏教用語。女性が背負う5種の障害と、女性が従うべきものとされる3つの宿命のこと。

  • 「五障」は、女性の資質や能力を鑑みて、女性には達成できないと主張される五つの事柄のこと。女性は「梵天王ぼんてんのう」「帝釈天たいしゃくてん」「魔王」「転輪聖王てんりんじょうおう」「仏」になることができないとするもの。大智度論では「五礙ごげ」と称している。
  • 「三従」は、未婚のときは父母に従い、結婚しては夫に従い、老いたときには子に従うべきということ。なお、この女性観はバラモン教の『マヌ法典』に基づく。
四字熟語 五障三従
読み ごしょうさんじゅう、ごしょうさんしょう、ごしょうさんじゅ
出典 『法華題目抄』
使用漢字
最終更新日:2025年10月12日