一簣之功とは

仕事をやり遂げるための最後の努力。
また、仕事を遂行するために積み重ねる一つ一つの努力のこと。

一度の力で山の頂上まで掘り進めることができるという意味から、長い努力の末に達成した成果を表す。
特に、一見些細に思える最後の一歩が、全体の完成に繋がることを指す。
何かを成し遂げるためには多くの小さな努力が積み重なり、最後の一歩で成果を得ることを強調している。

一簣:ひとばしご、一回の掘り起こし。は、土を掘る道具の一つ。
之功:その功績、努力や成果。

最後の努力が重要であることを示す表現で、目標を達成するためにどんなに小さな一歩でも積み重ねることが大切だということを強調している。

九仞きゅうじんの功、一簣にく」を略した四字熟語。

例文

・小さな努力を重ねた結果、最後の一簣之功が実を結んだ。
・彼の成功は、一簣之功の集大成であり、最後の一歩が重要だった。
・一簣之功を怠ると、大きな目標を達成することはできない。
・このプロジェクトの成功は、全員の努力が結集した一簣之功だ。

四字熟語 一簣之功
読み いっきのこう
出典 『書経』旅獒
英訳 The final effort that brings success; the last step needed to complete a task.
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年1月20日