鷸蚌之争とは

無益な争い。
二者が互いに争い、どちらも譲らずに疲弊している間に、第三者が利益を得ることを意味する。

いつ」は鳥のシギのこと。
ぼう」は貝のハマグリのこと。

ある日、シギがハマグリを食べようとしたところ、ハマグリが殻を閉じてシギのくちばしを挟んだ。
シギは「今日雨が降らなければ、お前は干からびてしまう」と言い、ハマグリは「今日中にお前が逃げられなければ、飢えて死ぬぞ」と返した。
両者が争っていると、漁師がやってきて、シギとハマグリの両方を捕えてしまった。

「漁夫之利」と同義。

四字熟語 鷸蚌之争
読み いつぼうのあらそい
出典 『戦国策』
英訳 A fight between two benefits a third party.
When two quarrel, the third wins.
類義語
対義語
使用漢字
最終更新日:2025年9月5日