鴉巣生鳳とは

からすの巣におおとりが生まれること。転じて、愚かな親から優れた子が生まれること。または、貧しい家から聡明な人がでること。
身分や背景にとらわれず、才能や偉業が現れることを称える表現である。
才能や努力が環境に左右されないことを示し、特に励ましや賞賛の場面でよく用いられる。

とびたかを生む」と同義。

鴉巣あそうほうしょうず」と訓読する。

例文

・鴉巣生鳳の彼女は、発展途上の問題に生涯を捧げた。
・その少年の才能は、彼の家柄からは想像もつかないほどで、鴉巣生鳳の例にふさわしい。
・どんなに貧しい環境でも、鴉巣生鳳のごとく大成する人がいることは歴史が証明している。
・彼は貧しい家庭に育ったが、学問に励み成功を収めたまさに鴉巣生鳳のような人物だ。

四字熟語 鴉巣生鳳
読み あそうせいほう
出典 『五灯会元』
英訳 A phoenix born from a crow's nest
A great talent emerging from humble beginnings
類義語
使用漢字
最終更新日:2024年12月5日